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JET プログラムのティーム・ティーチングで行う授業計画会話

—英語教員同士での言語学習機会—

English

研究者: Dr. Christopher Leyland

              Prof. Tim Greer

研究機関: 神戸大学

研究費金提供機関本学術振興会 (ID No: PE13568)

背景

国際化時代の流れの中1987年にJETプログラム設置され、ALT(Assistant Language Teacher)と呼ばれる外国人教員が日本の小中高等学校でティーム・ティーチャーとして教えるようになった。そして、2011年から5、6年生のクラスで英語が必修科目になった。これは日本人学生の英語能力を高めることで、日本経済の成長と国際競争力を高める政府の狙いの一つです。しかし、ALTと日本人英語教員(JTE)の連携に必要なサポートはまだ不十分である。それに加え、 小学校で教える日本人教師は英語を教える為に必要な専門知識がない人が多い。

疑問

ネイティブスピーカーであるALTは英語科目の運営を支える貴重な存在であるが、ALT及びJTEがもっとコミュニケーションをとって連携を深めることが大事なのではないか?

 

研究課題

ALTとJTEはお互いにどのようにコミュニケーションをとり合っているのか? ティームティーチングの授業準備はどのように行うのか? 問題点は?有効なコミュニケーションをとれるようになるにはどうすれば良いか?

 

データ収集

以下の2点を計画しております。

     (1) 職員室等でALTとJTEの間に行うレッスン・プランの打ち合わせを録画

     (2) この件についてALT又はJTEにインタービューする。

 

なぜこのような方法で?

ありのままの会話を分析する事により、教育現場で二人の授業プランニングを実際どのように行うのかをより理解できるはずであろう。教員同士での成功例になり、トラブルが発生する際はその問題解決法もためになる 研究目的: ALT及びJTEのトレーニング・仕事をより効果的にするため、授業計画打ち合わせのやりとりの徹底的な分析が必要である。結果として、ティームティチングの改善に繋がり、日本の英語教育にも役立つであろう。

 

研究者履歴

Christopher Leyland (クリス・レイランド) は元JETプログラムのALT (2005年〜8年)であり、鹿児島県ではCIR及びPA の経験を持つ。2014年にイギリス・ニューキャッスル大学で博士課程を終了し、主な研究はALTとJTEのコミュニケーションのとり方についてである。現在神戸大学にてポスドックのJSPS研究者。

 

Tim Greer(ティム・グリア)はオーストラリア出身で1995年から日本在住。様々な英語教育現場で働き、ALTとしての経験をもつ。現在神戸大学国際コミュニケーションセンターの教授である。会話分析を用いる研究を行い、特に第2言語会話に興味を持っている。

 

当研究の協力にご興味を持つ方、更に詳しく聞きたい方、以下のメールでレイランド氏にご連絡ください。christopherleyland@hotmail.com

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